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「飲む血液」と言われる「赤ビーツ」の効能とビーツジュースの作り方

ウクライナ発祥の料理で、ロシア料理でもある「ボルシチ」に入っている、赤い野菜「ビーツ」。
近年、ウクライナの無形文化遺産として登録されるという話題になり、日本でもスーパーなどでビーツを見かけることが多くなりました。

「飲む血液」「食べる輸血」
見た目はカブに似ていますが「ビーツ」はアカザ科、カブはアブラナ科なので近縁種ではないようです。

砂糖の原料とされるテンサイ(甜菜、シュガービート)はビーツと同じ種類の野菜です。

実は日本には江戸時代に渡来していたようなのです。
火のような赤色なので、日本では火焔菜(かえんさい)とも呼ばれており、海外では薬用として昔から使われてきたようです。

最近注目されているのが、ビーツを摂取することで体内で生産されるNO(一酸化窒素)の働きの発見が1998年にノーベル賞医学賞を受賞しています。

そんな赤ビーツの効能と、ビーツジュースの作り方をご紹介します。

ビーツに含まれる栄養

「飲む天然輸血」と言われる赤ビーツに含まれる栄養は、
ビタミンA,ビタミンB群,ビタミンC,ビタミンE,抗酸化物質(フラボノイド、カロチノイドなど)、アミノ酸、ミネラル(カルシウム・マグネシウム・鉄・カリウム・リン・ナトリウムなど)、カリウム、鉄分(葉に多く含まれる)、亜鉛・・・など、沢山の栄養素が含まれています。

その中でも最も注目したいのは

NO(一酸化窒素)

アミノ酸の一種でトリメチルグリシンとも呼ばれ、甘みやうま味の成分として食品添加物に使用されたり、天然アミノ酸系保湿在として化粧品やシャンプーなどに配合されたりしています。
ベタインを摂取することにより脂肪燃焼を促進し、筋力アップの効果もあります。
肝機能を高め、動脈硬化・糖尿病を予防、胃の健康を保つ効果、肌や髪の健康を保つ効果(天然界面活性剤)などの沢山の効果があります。

パテントン酸

血管の筋肉を柔軟にして血流をスムーズにし、血栓が出来るのを予防して脳卒中や心臓病を防ぐ働きがあります。

 

葉酸

ベタイン

アミノ酸の一種でトリメチルグリシンとも呼ばれ、甘みやうま味の成分として食品添加物に使用されたり、天然アミノ酸系保湿在として化粧品やシャンプーなどに配合されたりしています。
ベタインを摂取することにより脂肪燃焼を促進し、筋力アップの効果もあります。
肝機能を高め、動脈硬化・糖尿病を予防、胃の健康を保つ効果、肌や髪の健康を保つ効果(天然界面活性剤)などの沢山の効果があります。

オリゴ糖(ラフィノース)

発熱や便秘の薬として使われた。善玉菌を増やし腸内環境を整える働きがあります。

 

ベタシアニン

ビーツの赤い色はこの色素。
ブドウの皮やブルーベリーに含まれているアントシアニンと同じポリフェノールの一種で高い抗酸化作用があります。
ポリフェノールの種類は5,000種類以上。そのポリフェノールの中でもトップクラスと言われている高い抗酸化作用を持つのがこの「ベタシアニン」。
アサイーに含まれている抗酸化ポリフェノールのアントシアニンよりも抗酸化力が高いのです。
体内の活性酸素を取り除き、老化を防ぎます
食べた後、尿や便が赤くなったりするそうですが、健康には影響ありません。

 

ビーツの効能

美肌に

ビーツはカリウムを多く含み、取りすぎた塩分を排出する働きがあり、むくみ改善に繋がります

デトックス効果で体の内側から綺麗に。

硝酸塩の含有量が多く、これが体内で現在注目されている一酸化窒素(NOエヌオー)に変わることにより様々な効果をもたらします。

まず、血管を広げ血液をサラサラにして血行を促進、そして新陳代謝を高めることにより冷えを解消します。

豊富に含まれるビタミンB群により、ビーツの摂取を続けると肌がどんどん綺麗になっていくそうです。

 

アンチエイジングに

ビーツの赤い色、ベタシアニンというポリフェノールの一種は、高い抗酸化作用があるので老化防止によるアンチエイジング効果が期待されています。

 

ダイエットに

ベタインを摂取することにより脂肪燃焼を促進し、筋力アップの効果もあります。

肝機能を高め、動脈硬化・糖尿病を予防、胃の健康を保つ効果、肌や髪の健康を保つ効果(天然界面活性剤)などの沢山の効果があります。

ラフィノースという天然のオリゴ糖は、善玉菌を増やし腸内環境を整える働きがあり体内の老廃物や毒素を排出する働きがあります。

そしてビーツは食物繊維がたっぷりで食べごたえがあり腹持ちもするのでダイエットにぴったりです。

 

心臓病・脳卒中の予防に

ビーツに含まれている硝酸塩は血圧を下げる働きがあります。

NO(一酸化窒素)の効果と、ベタシアニンは炎症を緩和するすぐれた働きがあるので、心臓病の方におすすめです。

 

癌の予防に

海外のサイトを読むと、ビーツを使って癌を治療したという記事が沢山あります。

何世紀にも渡りヨーロッパでは癌の治療薬として使われ、1920年代にはドイツの医師2名により癌患者を治療するためビーツを使い始めたそうです。

ビートは血液中の酸素を400%増加させ、廃棄物を排除。

ビートルートジュースの抗腫瘍効果の1つは、高い鉄含有量によりガン細胞により多くの酸素を供給する赤血球を再生し、高い酸素含有量は細胞呼吸を改善し癌細胞を殺すのに役立ちます。

とても高いクレンジング効果を持ち、新しい健康な細胞の再生を促進しながら、腎臓、肝臓およびリンパ系を解毒する作用があります。

 

ビーツジュースの作り方

海外で紹介されているビーツジュースを実際に作ってみましたのでご紹介します。

ビーツ自体が土臭いような味がしますので、レモンやリンゴを入れることで臭みが消えて飲みやすくなります。

Mr.SETO氏の「ABCミラクルドリンク」

彼は肺がんでしたが、中国の漢方医にこのレシピを伝授され、3カ月飲み続けて回復したそうです。

ABCミラクルドリンクのレシピ

  1. リンゴ 1コ
  2. ビートルート 1コ
  3. 人参 1本

*無農薬野菜を使用して下さい
上記を洗って皮を剥かずに切ってジューサーに入れてブレンドします。
混ざるように水を入れて調整して下さい。
出来上がったらすぐに飲むましょう。
ライムまたはレモンを加えてもOK!

Rudolf Breuss氏の「ブレウスジュース」

オーストラリアのRudolf Breuss氏はがんの最良の自然治癒法を見つけることに専念しており、治療に優れた結果を与える特別なジュースを作りました。
この方法でがんやその他の難病にかかった45,000人以上の人々を治しました。

「42日間の特別なプログラム」
摂取できるのはお茶とビートルートを主成分としたブレウスジュースのみ。
ブラス氏によると、癌はタンパク質の助けを借りてのみ生き残ることができます。
42日間このジュースを飲み食事制限をすることで癌を兵糧攻めにして死滅させますが、体全体の健康状態は改善します。

ブレウスジュースのレシピ

    • ビートルート(55%)
    • ニンジン(20%)
    • セロリ根(20%)
    • ジャガイモ(3%)
    • 大根(2%)

*全て無農薬野菜で生の材料を用意する
全て適当な大きさに切り、ミキサーに入れてブレンド。
出来上がったものはすぐ飲んでください。
重要なのはこのジュースは飲む量に制限は無く、飲みたいだけ飲みましょう。

 

まとめ

私はジューサーで作りましたが、繊維があまりに多すぎて飲むと言うより食べる感じになってしまいました。

置き換えダイエットには良いかもしれませんが、それでも量が多すぎました。

スロージューサーで作るとちょうどコップ1杯分くらいでしたので、こちらを激しくお勧めいたします。

 

フランスで売られているビーツを紹介

フランスでは生のビーツと水煮ビーツが売られているのをよく見かけます。

フランスのスーパーで売っている水煮ビーツ。
土日の朝に行われるマルシェでは、野菜農家さんが煮てくれた水煮ビーツが売られていてとても美味しいので、そちらを買い求める方も多いようです。

フランスのスーパーで買った真空パック水煮ビーツです。
血液パックのような・・・内臓が入ってるかのような色とプルプル感です。
日本のスーパーでも手に入るかもしれません。            

 こちらはフランスのBIOショップ「Bio c'Bon」の生の赤ビーツ(Betterave Rouge)。
1kgで3,20€。日本円で400円くらいです。


こちらは水煮ビーツです。刻んでサラダに添えると、彩りも美味しさもアップです。


 

参考サイト:healthy holistic living

 

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